従来のまくら状のナイロン米袋には様々な問題点がありました。5kgのものになると両手で抱えなければいけません。ナイロンの袋はすべりやすく持つところがない。開封後も米びつに移さなければならず、ビニール廃棄にも困ります。また、自立できない形状のため、保管するにも場所に頭を悩ますことになります。
昔の紙の米袋の保管材としての長所と、形状のアイディアを生かし、お米の象徴的な道具「枡」をイメージした立方体のパッケージデザインをつくりました。このカタチがインテリアとしての可能性と、様々な日常の不具合の解決策を提案しています。どんなに炊飯器がハイテクになっても中の目盛りは「升」や「合」なのです。