四万十の支流域の田んばは、谷沿いにあり、大きな機械が入らない小さな面積です。そこで、竹や雑木で骨組みをつくり、そこへ束ねた稲をかけて乾燥させる「稲木かけ」を行います。一般的には「はざかけ」というそうです。長い竹にかけていきますから、しっかり詰めてかけないとくるくるまわって風で落ちてしまいます。また束ねた稲を7対3に分けて左右を交互に詰めていくのがコツです。